なぜ細菌との共生なの?

私は人の健康や人の能力発揮について話をする時に細菌の話します。

細菌は古くから地球に住み着いた生物であり

多くの生物と共生関係を結んでいます。

細菌は住み着いた動物の腸の中で動物が食べたものを餌にして生きています。

細菌が食べた餌が細かく分解されたものは腸から吸収されその宿主の栄養素となります。


生物が健康でいられるのは細菌との共生関係が結ばれているからです。

海の中で魚が元気に泳ぐことも

植物が森で青々と生い茂ることも

昆虫たちが草原で元気に飛び回ることも

動物が大自然を駆け回ることも

人が本来の健康を保ち、適切に能力を発揮することも

細菌がいなければ成り立ちません。


植物の根の周りに住み着いた細菌は植物の根に栄養を与え、

植物の根から作られる栄養素が細菌に栄養を受け渡しています。

多くの動物、昆虫類も同様に消化管にすむ細菌たちが消化管を通じて

その動物たちが独自では吸収できない栄養を作り

代わりに動物たちが食事をすることで細菌たちは栄養をもらっています。


私は、この細菌たちの生き方が

地球の生き方そのものなのではないかと感じています。

本来もつ能力で他者に貢献し、自身も他者が本来持つ能力で生み出されたものを受け取り

豊かになっていくのです。


自分が本来やりたくて貢献したかったことで

人に喜んでもらい

誰かがその仕事が好きで喜んでもらいたいと思っていることを

価値として受け取る

共栄共存の社会。


そんな腸内細菌の社会のような社会を目指していきたいと思っています。